<Header>
<Author: 許渾>
<Title: 秋思>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 秋思>
<BookPage: 360-361>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
琪樹西風枕簟秋，
楚雲湘水憶同遊。
高歌一曲掩明鏡，
昨日少年今白頭。
<End Poem>
<Translation>
玉のように美しい木々に西風がざわつきはじめ、枕にも竹むしろにも、ひいやりと秋がしのびよってきた。楚の國の空にただよう雲、湘江の清らかな流れ! 昔、あの地方に、ともに遊んだ人々のことを思い出す。若き日のおもいでにうきうきしてきて、高らかに、ひとふしの歌をうたったが、澄みきった鏡をふと眺めて、ハッと驚き、鏡のおおいをした。昨日までは少年だったわたしの顔が、今は白髪頭のしたで萎んでいるではないか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
玉のように美しい木々に西風がざわつきはじめ、枕にも竹むしろにも、ひいやりと秋がしのびよってきた。
楚の國の空にただよう雲、湘江の清らかな流れ! 昔、あの地方に、ともに遊んだ人々のことを思い出す。
若き日のおもいでにうきうきしてきて、高らかに、ひとふしの歌をうたったが、澄みきった鏡をふと眺めて、ハッと驚き、鏡のおおいをした。
昨日までは少年だったわたしの顔が、今は白髪頭のしたで萎んでいるではないか。
<End Formatted Translation>